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脳梗塞後遺症(片麻痺)

症状や経過は様々

このページを真剣にご覧になっているのは、患者様ご本人と言うよりも、そのご家族の方なのではないでしょうか。

そうであれば、患者様の症状を思い浮かべて下さい。


右麻痺か、左麻痺かで症状は大きく異なりますし、麻痺の程度も、経過年数も人によって様々です。
私は訪問リハビリの職歴があるため、様々なタイプの片麻痺の患者様にリハビリをさせていただきました。


ご自分で起き上がって、杖を突いて歩ける方。
寝返りすらご自分ではままならない方。

患側の腕に全く力が入らず、ぶらりと下がってしまう為、くびから吊っておられる、弛緩性の方。
指、腕、肩、胸に力が入り過ぎて曲がったまま動かせず、症状の強い場合は腕が胸を圧迫して呼吸も苦しいという痙性の方。

動作が不自由な為、転倒してケガをされては困ると言われ、一日中同じ姿勢でじっとしていて、足がむくんだり、痔になったり。気力がだんだん弱くなり、やる気がおきなくなってくる方。

顔面神経が麻痺している為、意思に反してよだれが垂れてしまう方。
言語野に障碍(しょうがい)が残って、言葉が上手く出てこない方。
尿意や便意を伝える神経の伝達が上手く行かず、失禁しやすくなっている方。
視覚野に障碍が残って、視野が狭くなっておられる方。
舌やのどが上手く動かず、トロミのある飲食物しか食べられない方。


症状を挙げれば、枚挙にいとまがありません。血栓が詰まる場所によって症状が変わる疾患です。


それぞれに対してリハビリは重要で、その点はこれまでと変わりありません。

内服薬としては、ワーファリンやバイアスピリンなどの、血液をサラサラにする(固まりにくくする)薬が出されることもあるようですが、これらは再発を防ぐ目的で処方されています。血栓を溶かす目的ではありません。

残念なことに片麻痺の患者さんの症状に有効な、血栓を溶かす薬は、安定期には保険が適用されないため、お医者さんからは処方されないのです。



知られていない、片麻痺の方向けの漢方薬


お医者さんから処方されない為、ほとんど知られていませんが、片麻痺の症状を改善する漢方薬は存在します。

誤解のないように先にお伝えしなければならないのは、「障碍が治癒して、元通りに動けるようになる」という薬ではありません。

上記のような様々な「症状を改善する・症状が軽くなる」薬だという点をご理解ください。


具体的には、時間をかけて血栓を溶かし、血栓で詰まった為に膨張した血管をしぼませて、膨張していた血管によって圧迫されていた脳への圧力を減らすことによって、伝導伝播を回復させる効果が期待できます。

血栓を溶かす効果があるため、発症した時に脳内出血した方は、再び出血する恐れがあるので、急性期には向いていない薬です。

また、繰り返しになりますが、壊死した脳細胞を再生させる効果は期待できません。


血栓以外の効果もあります。

ずっと寝たきり、あるいは車椅子生活が長くなると、徐々にやる気がおきなくなってきやすいものです。

こうした状態を東洋医学では「気虚」と言いますが、不足している「気」を補う生薬が配合されています。

服用し続けることによって、リハビリに意欲的に取り組めるようになることも期待できます。



ただし、血液に深く関わる薬ですので、心臓病のお薬を継続服用されている方、腎臓病のお薬や血圧を下げるお薬、血液をサラサラにするお薬を飲んでおられる方の場合は、積極的にはおすすめしません。


非常に良く効いた症例では、半身の運動麻痺で発語障碍があり、医師から「回復は見込めない」と言われた方が、半年間の漢方薬服用で職場復帰されたという例もあります。


経過年数や症状、効き目には個人差があるため、一概には言えませんが、気になる方は、まずはお電話にてご相談下さい。


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