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　本剤は、漢方の古典「内科摘要」、「女科撮要」（いづれも明代）収載の処方にもとづいてつくられたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。

　カミセーヌNは、イライラなどを起こしたり、時には冷えたり、あるいは肩がこったり、便秘したりという、多彩でしかも症状が一定しない、女性に多いいわゆる不定愁訴に効果がある漢方薬です。

効能・効果

体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症：

冷え症、虚弱体質、更年期障害、血の道症、月経不順、月経困難。


＊血の道とは、本来血液の通る血管のことで、月経時、更年期、産後などの女性に見られる頭痛、めまい、精神不安などの諸症状を血の道症といい、子宮関係の病気の俗称としても使われています。

用法・用量

食前または食間に服用してください。食間とは、食後2〜3時間を指します。

年齢	１回量	１日服用回数
大人（15歳以上）	4錠	３回
15歳未満7歳以上	3錠
7歳未満5歳以上	2錠
5歳未満	服用しないでください。

＊小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

構成生薬

当帰（トウキ）　　芍薬（シャクヤク）　白朮（ビャクジュツ）
茯苓（ブクリョウ）柴胡（サイコ）　　　牡丹皮（ボタンピ）
山梔子（サンシシ）甘草（カンゾウ）　　生姜（ショウキョウ）
薄荷（ハッカ）

分量や添加物については、添付文書やメーカーのホームページをご覧下さい。

包装

180錠（大人で15日分） 　定価：3700円

540錠（大人で45日分）　定価：10200円

出典

・内科摘要

・医学心悟
「肝経の鬱火にて、胸脇脹満し、或いは寒熱（悪寒発熱）を作し、甚だしければ肝木風を生ずるに至り、眩暈振搖し、或いは咬牙して痙を発し、一目は斜視、一手一足はチク搦す。此れ皆肝気不和の証なり」